時代を超えた歴史的インスタレーションアート6選

インスタレーションアートは、見る者を引き寄せ、深く心に残るアートワークです。絵画や小型の彫刻と異なり、インスタレーションアートは部屋やギャラリーの空間全体を最大限活かしたアレンジで披露されます。1960年代に始まり、この形式のアートは年月をかけてより多くの支持を集め、現代アートにおいて広く普及する分野となりました。

この記事では、展示公開が終了しても、60年の歴史の一部となり永遠のアート作品となったいくつかのインスタレーションアートをご紹介します。ちなみに、これら作品のほとんどすべてはすでに撤去されているため、個人的なローンや借金の必要はありません。

ウェザー・プロジェクト オラファー・エリアソン

ウェザー・プロジェクトは、2003年にテート・モダンのタービンホールで展示されたインスタレーションアートの作品です。エリアソンは、あたかも屋内に天気を再現したかのように思わせる空間を作成しました。天井の巨大な太陽のような部分は、実際はただの半円です。天井の鏡張りのパネルに太陽と下にいる人々が映し出されると、イリュージョンが完成します。

「太陽」を囲む低周波のランプに電気が流れると、黄金色の光が暗いホールで唯一の光源となります。エリアソンはまた、加湿器と砂糖を混ぜた水を使って太陽を囲む霧を作り出しました。

庭 アラン・カプロー

おそらく、すべての始まりとなったインスタレーションアートは、1961年のアラン・カプローによる「庭」で、アートの歴史に新時代をもたらしました。マーサ・ジャクソン・ギャラリーの裏庭となっている屋外エリアは、車の黒いゴムタイヤで埋め尽くされ、その中にタール紙で覆われた塊がいくつか突っ立っていました。

訪れた人々にカプローは、ゴム製の遊び場に登って子供のように遊ぶよう促しました。このように、訪問者がアートそのものと触れ合うことで、訪問者の体験は能動的となり、幅が広がります。もしカプローが、自分の作品がのちにインスタレーションアートに革命を起こすこととなると知っていれば、クレジットスコアや十分な睡眠の確保など、些細なことを気にしなくても済んだでしょう。

ドック フィリダ・バーロウ

フィリダ・バーロウのドックは、2014年にテート・ブリテンのために制作されました。この作品は、木の廃材と釘で当てもなく築いた一連の構造物からなります。手当たり次第につなぎ合わせた廃材の寄せ集めは、不安定ながらだんだんと足場のようなものを形成し、そこへさらに色鮮やかで様々ながらくた、ゴミ袋、布切れなどを積んで、テープで巻いて固定します。

この作品の、現代の都市生活を思わせる、今にも崩れ落ちてきそうな不安定な外観は、不法侵入者も近寄りたがらないため、家のセキュリティとして使えるかもしれません。

コールドダークマター:分解図 コーネリア・パーカー

過去数十年で最も注目すべきインスタレーションの一つに数えられる、1991年発表のコールドダークマター:分解図は、今日でも異彩を放っています。パーカーのコンセプトと方法論は型破りで、アートとはどういうものでどう作り上げるかという概念を飛び越えました。

彼女は自分のビジョンを実現するため、イギリス軍に頼んで、様々な道具やおもちゃでいっぱいの古い小屋を爆破させました。それから、爆破後に回収可能なすべての破片を集めて宙に吊るし、ガス爆発の最中でそれら破片が永遠に宙に浮いたかのようなイリュージョンを作り出しました。

マッシュルームルーム カールステン・ヘラー

誰が言ったにしろ、有機物でアートはできないという意見は間違っています。「ルーム」という言葉を繰り返す響きにはおかしさがあります。そんなことで喜ぶのは幼稚だと思うかもしれませんが、カールステン・ヘラーはおそらく、子供向けのおとぎ話からこの発想を得たはずです。彼は、心がくすぐられるという理由で、この赤と白のキノコを選びました。

それらを巨大化させ、天井から逆さまに吊るしておくと、訪れた人は屈んで身をかわさなければならず、すでに脳内で起こっているクリエイティブな刺激の上に、物理的な体験の層が追加されます。アーティストは、作品を見るだけでなく触れ合うことで、クリエイティブな思考を呼び覚まして活性化することができると信じています。オンラインクラスでは学べない体験です。

レインルーム ランダム・インターナショナル

アートとテクノロジーを理想的に融合させたことで、2013年にレインルームは出来上がりました。ランダム・インターナショナルのインスタレーションアートを訪れた人は、雨の中を歩き、まったく濡れずに出てくることができます。部屋のセンサーが人の動きを感知して、その周囲だけ雨を止めるためにこれが可能となります。

訪れる人がいてこそ表現されるというインスタレーションアートのシンプルな概念は、鑑賞者とアートの共生関係を示しています。ランダム・インターナショナルのメンバーが今後もこのような実験的作品の制作を続けられるならば、学生ローンや寝不足の夜にもそれだけの価値があったと考えることでしょう。

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