ゾッとするような世界の都市伝説

都市伝説、神話、その他身の毛のよだつ話は、どの国の歴史を振り返っても文化の一部となっています。都市伝説の中にはメインストリームのポップカルチャーになったものもあれば、一部でのみ語られているものもあります。ワシントン州の「ビッグフット」は、大手メディアやインターネットを通じて世界的に知られています。しかし、ネブラスカのセンテニアル・ホールの「毒殺された少女」は、ほとんどの人が知りません。

ここで、世界中で知られる気味の悪い話をいくつかご紹介します。ご自宅のセキュリティは万全にしておきましょう。

ビッグフット(ヒマラヤのイエティのアメリカ版)

1958年、ジャーナリストのアンドリュー・ゲンゾーリが、勤務先の新聞社へ届いた読者からの手紙を発表したことで、ビッグフットの伝説が始まりました。手紙によると、北カリフォルニアのきこりたちが、驚くほど大きな足跡を発見したそうです。ゲンゾーリは、ヒマラヤのイエティの親類ではないかと考えています。

以来、この巨大生物を見つけようと国中が夢中になりました。特に太平洋岸北西部では頻繁に目撃例が報告されています。これまでに、ビッグフットに関する記事、本、映画、ポッドキャストが作られています。

アラブ首長国連邦のウンム・アル・ドゥウェイズ ジン(ジーニー)

アラブ首長国連邦で最も有名な女性のジン(精霊)で、2013年の映画のため広く知られるようになりました。美女は男たちを誘惑し、獲物が引っかかったら恐ろしい姿に変わり、その男たちを食べてしまうそうです。

イエティ(アメリカのビッグフットのヒマラヤ版)

シェルパはネパールの少数民族です。CNNによると、シェルパは「東方の人々」を意味します。エベレストに登りにくる人々をサポートしているのはこの人たちです。他の国々と同様、シェルパにも豊かな歴史と文化があり、そこで語られるのが、足が大きく、サーベルのような歯をした毛むくじゃらの類人猿で、イエティと呼ばれる身長6フィート以上の巨大生物です。長年にわたり、不思議な怪物の証拠をつかもうとたくさんの冒険家がヒマラヤに集まってきました。1951年に撮影された写真がイエティの足跡をとらえていると言われます。

インドのクルドハラ村の奇妙な話

インドのクルドハラ村には、13世紀までさかのぼる古代の建造物が残っていますが、1825年以来誰も住んでいません。村人全員が宙に消えたという不思議な話があります。地元の言い伝えによると、1000人以上の村人が一晩でなんの手がかりもなく家からいなくなったそうです。村長が土地を呪ったので、そこに住もうとする者は死ぬと言われています。そのため、誰もここに落ち着こうとはしないのです。

北米のチュパカブラ

1995年、プエルトリコで流血した羊8頭が見つかり、チュパカブラによる襲撃が初めて報告されました。羊の胸には小さな刺し傷が3つありました。5か月後、150頭以上の家畜が同じやり口で殺されているのが見つかりました。それ以降、北米でこの生物の目撃情報が相次ぎました。「チュパカブラ」という名前はスペイン語で「ヤギの血を吸う者」を意味します。当初は、ヤギやその他小動物の血を飲む、吸血性の爬虫類の化け物と考えられていました。この出来事により、町の住民は家のセキュリティを心配するようになりました。

シドニーハーバーブリッジ(死亡した労働者3名の墓)

シドニーハーバーブリッジは1928年に完成しました。建設期間中、16人が橋での作業中に亡くなりました。都市伝説では、亡くなった犠牲者にさらに3名を追加しなければならないと言います。話では、建設中にレンガの山へ3人の男が転落しました。数週間経っても彼らがいなくなったことに誰も気づきませんでした。当時の労働法はまったくいい加減で、労働者の安全を補償する保険もありませんでした。遺体の回収は困難であるという判断で、3人の出稼ぎ労働者は永久にそこに埋葬されることとなりました。

北京のバスに乗った幽霊の寒気のする話

都市伝説が語るのは、暗い嵐の真夜中、ガソリン十分で走っていたあるバスの話です。2人の男がバスに止まるよう合図をしました。最終のバスだったので、運転手は何も言わず彼らを乗せました。引き続きバスがルートを運行していると、運転手は突然、ひとり増えていることに気づきました。そのひとりはボロボロの格好をしています。バスの運転手はまた、乗客が3人とも顔色が悪いことに気がつきました。彼らは、1644年から1911年まで続いた清朝時代の衣服を着ていました。

バスの運転手は、仕事を終えた役者が着替える時間がなかったのだろうと考えました。突然、同じバスに乗っていたお年寄りと若い男の間でケンカが始まりました。結果、彼らは警察に行くため次のバス停で降ろされました。二人とも、すべてはすぐにバスを降りるための演技だったと言いました。3人の青白い乗客が宙に浮いていたと言います。当然ながら、ほとんどの人はその話を笑いました。数日後、バスはルートの終点までたどり着かなかったことが報告されました。別の話では、バスは3日後に3体の腐敗した遺体とともに発見されたと言います。

スコットランドのネス湖のモンスター

親しみを込めてネッシーと呼ばれるネス湖のモンスターは、スコットランドで2番目に深いその湖の、深いところを潜っていると言われます。ブリタニカ百科事典によると、目撃例は古代までさかのぼります。古代のスコットランド人であるピクト人が、足ひれのついた不思議な怪物の絵を彫った石が見つかりました。1933年に完成した道路により、誰でも湖が見渡せるようになると、目撃情報が増え始めました。あるカップルが巨大な水中生物を見たと主張してから、噂はあり得ないほどに加熱しました。

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